自民党衆議院議員 神奈川県第5選挙区(戸塚区、泉区、瀬谷区)さかい学
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(2006/04/ 4  環境・まちづくり)

■「政治家を目指した私の原点」

 私が政治に興味を持つようになった最初は、小学生の時、「自分が食べるものを生産していないのに、何で毎日食べられるのだろう?明日は大丈夫だろうか?」と感じたことです。

 もちろん、当時もお金で食べ物を買うということはわかっていましたが、それでも大人の言葉で言えば、貨幣と流通に一抹の不安を感じたということだと思います。それが、自然農との出会いにつながり、実際に米づくりを行うということにつながり、今の政治家という流れにつながっているのです。

 

■ 風土に合った命をいただく

 この私の原点は、今現在、食料自給率 ( 今後※カロリーベースで議論します ) の向上という政策課題となっています。「輸入先を拡大することにより安定的な供給を実現できる」から自給率にこだわる必要はないという意見もありますが、私は違うと考えています。
 一つは、農産物を輸出している国は実は少なく、多角的な輸入先確保が難しいこと。一つは、現在既に 8 億人以上の人が飢えや栄養不足に直面しているが、この人数は今後益々増加していくと見られていること。また一つは、水不足、異常気象に加え、黄砂に見るように土壌の流出が全世界的な規模で進展しており、近い将来一気に食料の生産能力が落ちる可能性があること。まして野菜は、その土地の水の集積であり、水の輸出に他ならないわけで、水不足と直結することなどがその理由です。
 しかし何より大切なのは、日本人が日本で育ったものを食すること、その土地の人はその土地の命をいただいて自らの命とすることが、私たち人間の命にとってもっとも良いということです。私たちもこの日本という地場で生存させてもらっている命なのですから、この日本の風土に合った命をいただくのが自然なのです。
 先進国の自給率はオーストラリア230%、フランス130%、アメリカ119%、イギリス74%となっており、日本の40%は最低ランクです( OECD 加盟、 30 カ国中 27 位)。特にイギリスは昭和 45 年には46%だった数字が今74%ということで、向上に成功している国でもあります。

 

■ 自給率向上に向けて

 ところで、今の日本の自給率向上目標をご存じですか? 平成22年度で45%ということです。現在40%、この向上が実に難しいかがおわかりいただけると思います。
 例えば身近なところ、天ぷらそば(もちろんえび天です)を例にとると、自給率は何と20%となってしまいます。代表的なメニューを調べてみますと、和食で64%、洋食で23%、中華で26%の自給率だそうで、この数字からも和食中心の食事をしていかなければ自給率が増えないということがわかります。

 

■ これからの取り組みと課題

 平成17年3月に策定された計画では、もろもろの対策が組み込まれています。消費面では、食育の推進、地産地消の推進、国産農産地の消費拡大、国内農産物に対する信頼の醸成など、また生産面では、需要に即した生産の促進、食品産業と農業の連携の強化、効率的な農地利用の推進などという施策が挙げられています。その中で私が指摘をしたいのが地産地消の推進と食育の推進です。ともに重要なテーマであり、しっかりと取り上げていきたいテーマですが、今年は食育基本法が昨年制定されたことに合わせて、特に注目されています。
 かく言う私も外食が多いため、健全な食生活からかけ離れてしまっています。私の立場からは、食事をするレストランや食堂に「日本型食生活」に沿った定食メニューをつくっていただき、わかりやすく表示してもらいたいと思っているところです。
食に関しては、またの機会にしっかりとまとめてみたいと思っています。

 

※カロリーベースの自給率とは、供給熱量自給率のことで、食料として供給された熱量に占める国産供給熱量の比率です。

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プロフィール さかい学

昭和40年9月4日生まれ42歳。
自民党衆議院議員。
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