この原稿を書いている今は、安倍総理が郵政民営化で反対した11人の「造反議員」の復党を表明し、12月4日に行われる党紀委員会で正式決定を待っているという状況です。
今回の復党には、私は反対してきました。「復党問題を考える会」という一回生の、当事者ではない議員を中心に作った会の発起人としても反対の論陣を張ってきました。
党の幹部の中には「一回生がごちゃごちゃするからすんなり復党を決められずに世論の批難を浴び支持率を落とすのだ」と、私たちの活動のせいで支持率が落ちたと言う先輩がいるそうです。
私はそうは思いません。今復党させるべきではないという思いの国民にとっては"反対"という"正論"が党内で起こらなければ、現状以上に失望していたのではないでしょうか?
私は小泉内閣の5年5ヶ月で政治が大きく変わったと思いますが、その最も変わった点は、総理が直接国民に対して訴えて、それに対する国民の意向が永田町にしっかり反映するようになったことだと思います。今回の復党には、国民にしっかり訴えていく大義がない、と思ったのが私の反対の理由でした。
昨年は郵政民営化賛成の新しい自民党の候補者に対し、選挙の邪魔をしたというので離党を迫りました。その状況は"造反組"といわれる人たちがいる選挙区では昨年と全く変わっていません。その状況が変わらないのに今回は復党というのでは、国民に対してしっかりとした説明ができません。
しかし安倍総理は復党受け入れを表明しました。私は正直ストンと納得したわけではありません。
納得はしませんが、私を含めて私たちが先日の総裁選で日本を託した総理です。その総理が決断したことですから私はこれ以上異を唱えず総理を支えていく努力をしていくのが筋ではないかと考えています。納得しないからといって反発を続けていれば組織はまとまりません。決定前までは大いに議論をしなくてはなりませんが、決まったら決まったことに従っていくことが大事だと思います。
そして最も大事なのは行政改革を進め、財政再建の道を歩み、よりよき政治を目指すことです。今回集まったメンバーの間でも、国民に信頼をしてもらえる国民の視線での政治を引き続き議論し、実践していこうということになっています。
様々なご批判は甘んじて受けながらこれからのあり方を見ていただき、最終的なご判断をいただければと思います。
