■突然の辞任
安倍総理が辞任を発表しました。私は、参院選の惨敗後も、安倍総理の続投を支持していただけに大変残念です。また、中途半端な投げ出し方でもあったので、国民の皆さまにも大変申し訳なく思います。
体調面でもたなかったということですが、それでもこの辞め方はなかったのでは?と思わざるをえません。残念です。
しかし、辞任を表明した以上は、できる限り速やかに新総裁を選び総理に指名をして、内閣を組閣することが必要です。9月14日告示で9月23日に投票というのは、そういう意味では、ギリギリの選択ではなかったでしょうか。
■ 政策をきっちり議論を
ここで大切なのは、何よりマニフェストとして政策を挙げて議論していくことです。突然のことであり、時間がなかったからといって、ここをおろそかにはできないと思います。この点をしっかり議論しないとそれこそ、野合であり、単なる権力闘争に堕してしまいます。
例えば外交や靖国の問題などは、新聞にとりあげられた両者の明確な違いを今でも知っている方も多いでしょう。しかし、地方への対策、格差是正、そして構造改革への対応などは、まだ両者ともこれから政策を打ち上げる時です。あらゆる機会を通じ、もちろんテレビなどを通しても、国民に訴えていくべきと考えます。
■ 麻生陣営へ
マニフェストを掲げて、政策を語るべきだ、と書きました。そして、まだ不十分、これから充実させていくべきだとも書きました。しかし、この段階で、私は麻生陣営に加わりました。そして推薦人20人のうちの一人ともなりました。
その理由の一つは、もちろん、麻生太郎という人間の魅力とパワーが、今の混迷の日本には必要だという思いからです。そして、もう一つは、今回の怒涛のごとく勝ち馬に乗る動き、そして、何よりもその流れを作ったのが派閥のボスの話し合いだったことに、強い嫌悪感を抱いたからです。
9月16日に総裁選の立会演説会がありました。その時も福田候補は内政に関して、準備不足だったので今後発表するという内容の発言がありました。つまり、政策を検討することなしに、9つのうちの8つの派閥が福田支持を決めたことになります。裏を返せば、麻生候補も強腕なだけに敵も多く、小泉内閣から立て続けに主要ポストに就き続けたためのねたみもすごいものがあるというのがわかったわけですが...。
しかし、それにしても、政策、特に内政に関してはこれから、という段階で、大勢が決まるということは、容認できる状況ではありません。
■ "若手の候補を" との思い
今回、安倍総理の突然の辞任を受け、最初は唖然としましたが、その後私が最初に考えたことは、第3の若手が推す候補がほしいということでした。組織は常に若い世代が声をあげていかねば、硬直し、死んで行きます。もちろん、私たちがそういう行動をとるには、先輩方のプレッシャーも覚悟しなくてはいけません。早速に同期に電話をしてみましたが、何と、その時点ですでに先を超されていました。それがあの、〝小泉総理再登板の会〟でした。そしてそこに元幹事長の影響力を感じ、「うーん、さすがに早い」とうなったわけでした。私の仲間の中にも、「第3の候補を」をという思いを持った人がいます。しかし、彼らの思いは、この〝小泉再登板〟に吸収されていたのでした。私は、小泉再登板など望むべきではないと思っていたので、当然、サインなどしませんでしたが、結局、彼らは何もすることができず、雲散霧消することになりました。これを最初から第3の候補擁立へ向けられたらと思うと、残念でなりません。
