今日は予算の原案の内示の日でした。これから復活折衝が行われて、24日ごろに予算案ができあがります。大臣経験者をはじめとして大物議員は腕をまくってこれから出番と張り切っておりますが、私たち一回生はすでに出番は終わったという感じ。年末の様々な行事にエネルギーを向けていかねばなりません。また、案として決まった時に感想を記してみたいと思います。
それと、今日は薬害肝炎訴訟の原告団に政府が返事をする最終日でした。結果として和解ならずということになりました。誤りを認め全員を一律に扱い、補償金を払え。その額は2,000万円から1,500万円に減額してもいい、という原告団の要求に前向きには答えない返事となりました。
原告の方々の憤りはわかります。二度と取り返しのつかない病気になってしまい、もっと光り輝くべきであったろう人生を棒に振っているのだから。それにしても、当時の厚生省の対応はひどい。今も似たり寄ったりの対応は残っているかもしれませんが。全く人ごととしか思っていない感じです。行政の本当に良くない点は、こういう誤り、しかも恐らく確信的だったと思われるケースでも、役人が罪に問われることがほとんどないことです。これだけの人の命を損ねたことの責任を誰が負うのか。本来は当時の担当責任者が負うべきなのでしょう。今はそれが問題になった時や今回のように大きな節目が来た時の総理が責任を負う形になっています。今日の忘年会でも話題になりましたが、この責任逃れの現状は決してよろしくないと思います。
ただ、だからと言って全員を無条件で等しく扱えという要求は、気持ちはわかりますが、やはり行政府としては司法を無視できないのも当然です。今晩の夜のニュース報道で、あるキャスターは今日の政府の返事を「おかしい」と断言していましたが、彼こそおかしいと私は思います。日本は、三権分立の制度をとっている法治国家です。今回原告団が要求していることは、行政府の司法への介入であり、優越化です。政府を押さえつけるために、今までさんざん司法の役割の強化をいろいろな形で主張していたのに、そんなこと全くおくびにも出さないコメントやインタビューは卑怯だと感じました。こういうキャスターは影響力はあるのに責任はとらず、昔の役人同様ひどいものだと思います。それにしても、あちらをたて、そちらを遵守し、今回の決断は難しかったろうと思います。
