私は、鳩山邦夫事務所仕込みの会合の回り方なので、それがいいか悪いかは別として、大原則として身に染みついているものが無理なくていいかなぁなどと思っています。とはいえ、そういう方法なども、正解か否かの答えが出るのは選挙本番のときだけですから、もっと別に検証できたらいいのになぁとつくづく思ったりします。
昨年、安倍総理の人気が落ちた一つの原因は、「腰くだけ」にあると私は思っています。言い方を変えると、批判に耐えられない弱さ、でしょうか。
たとえば、政治資金規正法の改正案。私たちは国会で5万円以上の領収書を添付する主張をしました。民主党は1万円でした。参議院の選挙で負けた次の日に、何と、1円から添付することになっていました。総理の指示ということでしたが、それでは選挙前に私たちが主張してきたことは何だったんだ、ということになります。
また今、民主党は耳にさわりのいい、直接バラマキの政策ばかりあげて人気を取っていますが、自民党もそれに追随している気がします。自公が民主党と違うのは、政権を担う責任があるということです。なのに、民主党に引っ張られていては、せっかくの「違い」であるその責任が曖昧になってしまいます。
お金は、より使えば他のところにはその分使えなくなるのです。年金のように、保険料を払う人が減り、受け取る人が増えれば、何がどうあってもやりくりは厳しくならざるを得ません。どちらもができるようなことや、46兆円の一般歳出の中で、「無駄使いをやめれば30兆円ものお金が浮く」というような話には、与党は乗るべきではないのです。
今回のガソリン税の件でも、民主党は無駄使いをやめて、5千億円を浮かすと主張していますが、5兆4千億円ほどの予算で、1割も無駄使いがあるのでしょうか?きちきちの予算で、現場で施行している会社の人に聞けば、「とんでもない!」というのではないでしょうか?ということは、今まで作っていた道路を建設しないということにならざるを得ません。
そういうまやかしには、与党は絶対乗るべきではないと思います。暫定税率をなくすのであれば、もっときちんとした財源の裏づけを取り、そしてやめるべきです。そこを明確にしないなんて、そんな無責任な方法はないのではないでしょうか?そこに自民党が引っ張られることは、してはいけないと私は思っています。別の対策を考え、提示する準備が必要です。「腰くだけ」にならないためにも。
