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(2008/03/17  さかいの日記)

 今日は、熊本県知事選挙応援のため、第二の故郷、熊本に一日いました。候補者の蒲島郁夫氏は、松下政経塾という組織でもお世話になり、私個人も政経塾一年生のときに論文指導を頂いた方です。

まさか、ご自身が選挙をするとは思ってもみなかったのですが、こうなった以上、一度は行って激励せねばと思っていました。日程の都合上、この日しかなく、設定することとなりました。昼食は、ウェストといううどん屋さんでしたが、なかなか味が良く、その上、かき揚げも揚げたて、さらにイカ・海老・盛り沢山と二重丸でした。

 夜は、明日から同時に行われる相良町村選挙に知人が立候補を表明しているので、その陣営に激励訪問をしようと思っていたのですが、申し訳ありません、ドタキャンしてしまいました。それは、古賀武夫氏が亡くなったという情報が入ったからです。

 古賀氏とは平成2年6月3日に山鹿のサイクリングセンターで初めてお会いして以来、親しくお付き合いをさせていただきました。平成3年にはタイ国の東北地方、ウドンタニ県を中心に3週間田舎暮らしを体験しましたが、それも古賀市の人脈をお借りしてのことでした。地球市民の会という国際理解・国際交流のNPO法人を引っ張ってこられた方で、外務省を初めとして、いくつもの表彰も受け、仏語・英語ともにネイティブ同様の話ができ、教育の分野でも"夢の学校"の設立を目指した熱血漢です。

 石丸進一という特攻隊員、彼はプロ野球のどエライエースだったのですが、彼の映画をつくり、大借金を背負ったり、かつて日本海軍にあった戦闘機『零戦』の復元に1000万円もかけたり、言わばまったく通常の枠にはまらないエネルギーと行動力、そして結果を作り上げてきました。

 私も長いこと、この地球市民の会の会員で、里親制度にも協力させていただいていましたが、彼、古賀武夫氏はいったい何人のタイやミャンマー、そして韓国、スリランカなどの国々の子どもたちに光をあててきたでしょうか。彼らの「勉強して医者になりたい」「看護師になりたい」「地元の村の人たちの役に立ちたい」という純真な思いと夢をどれだけバックアップしてきたでしょうか。彼自身、全く知らない子どもたちも多かったと思いますが、どんな子も彼から夢をもらっていたはずです。 

 私は彼らNPO法人の採択した"人類のもつべき文明"という宣言を原点の一つだと思っています。その中では、今の文明に懐疑的です。私たちが進歩と呼ぶ変化があっても、決してそこに住む私たちが幸せになっていないからです。日本は、いろいろなことが便利になり、飽食の時代になっても、30,000人以上の人が毎年自殺をし、子どもは荒れ、親は子どもを恐れる・・・それに比べ、タイの国では貧しく電気代も払えず、クウェートへ出稼ぎに行っている父親から送られたテレビが単なる置物となっている冗談のような状況の中でも、子どもたちは生き生きとしている。親子の情愛は豊かさの基本となっている。何故なんだというのが、この宣言のスタートではないでしょうか。

 霊性の重視も大切な点です。お金をはじめとする即物的な思考のみが、世を席捲しています。これでは、いけません。今、目に見えないものは迷信とか宗教という言葉で排除される傾向があるかと思いますが、日本人は言霊(ことだま)を信じ、怨霊を恐れ、適切な生活を送ってきたのではないでしょうか。これらの歴史にももう一度しっかり目を戻す必要があります。古賀武夫氏の活動にはこれらを基本としていて、今こそ彼のエネルギーが必要な時代なのです。とても残念です。彼の精神、活動が脈々と受け継がれるよう、今後も残された私たちがしっかりしていかねばならないと思いました。

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プロフィール さかい学

昭和40年9月4日生まれ42歳。
自民党衆議院議員。
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